爪先で 立つ 前方に 星 ゆらり つよく たかく やわらかく もっと

いまもまだ会える気がして終点を確かめている宇都宮線

今回も出来なかったの逆上がり次の選挙の際はかならず

誰も見ていないときだけ角砂糖ふたつ入れます甘いのがすき

フルートの音は途切れて静けさの降り積もる午後きみはだれかと

いつか誰か複数の人間が間違った名で呼ぶでしょうあなたをその時にはきっと笑いなさい娘よ

西にあるあなたの部屋の鍵がない坂を下って帰る夜中に