041：越古い歌口ずさみつつ刃（やいば）研ぐ「今宵牝牛は月飛び越える」042：クリッククリックもドラッグも知らぬままでいい甘やかに夢さがす左手043：係あなたとの関係を火にかけている見物ね最後に何が残るか044：わさびもしここに生活がまだあったなら賞…

首筋に刃をあててそして切り裂いて君とソムリエナイフ幻想

災いの種まきながら泣きながら足跡はでも真っ直ぐですね

「絶対に信じないでね嘘だから」 警告はでも無視するつもり

逢瀬とか逢引きだとか言い出すの。あなたのことが大嫌いです。

ラベルには「常識」とある小瓶手に思案している飲み干すべきか

「この辺で幕にしましょう」言えるならこんな事態にならないわけで

もしここに生活がまだあったなら賞味期限の切れたわさびも

あなたとの関係を火にかけている見物ね最後に何が残るか

クリックもドラッグも知らぬままでいい甘やかに夢さがす左手

古い歌口ずさみつつ刃（やいば）研ぐ「今宵牝牛は月飛び越える」

いくらでも広がってやる最後にはおまへをぜんぶ飲み込んでやる

スカーフをください君が好きでした髪巻き上げる風すみれ色

031：てっぺんもみの木のてっぺんに星。梯子なら、押さえてるから君が飾って？032：世界しっかりと抱いているから眼を開けてごらん娘よこれが世界だ033：冠まだ同じ踊り場にいるもう君が草冠の姫じゃなくても034：序「どの口が序の口だって？」（この口よ）…