2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
天気雨葉っぱの傘をくるくると踊る水玉きらめいて夏
神様がひとり調光室にいて夢の終わりを告げる暗転
午後三時四十二分この部屋に落ちる最後のひだまり揺れて
真っ直ぐに向き合う勇気などなくて補助線をひく苦しまぎれに
見たことが無いからだろうどうしても君の笑顔が思い出せない
一日の終わり武装を解くように脱ぎ捨てる服の中は空っぽ
いつのまに言葉は意味を失って嵐のあとの川を見に行く
071:メールeメール、「電子メール」と言う人の、律儀さを写し取るようにメモ。072:緑見上げれば高き窓ひかる踊り場で降りそそぐもの緑まぶたに073:寄さびしさを持ち寄って火にくべている照らすためじゃなく煙に巻くため074:銀行銀行の無い土地でした西日…
うつわだけ大きくなってLサイズ歩けばこぼれ落ちるおがくず
予兆とか予感のたぐい目を凝らすほど見誤る合図とも言う
嬰児よ美しい母を選んだね冬枯れの木々風の鳴る音
いつわっていることにすら気付かない。何が怖いの?誰か横にいる。
ジャンプそしてジャンプ日常生活では跳ばなくなって久しい
賑わしく音また音は連なりて量販店にうつろへる影
「題詠blog2009」に参加します。今年は完走できるようにがんばります。よろしくお願いいたします。